もし「経営者募集」の求人広告があったら、応募する人はかなり変な人だ!

私うえせい(@charin_co)も、皆さまのおかげでなんとか起業して3年半たちました。
このくらいになってくると、これから起業しようと考えている方からの質問も受けるようになってきます。
総務省の統計によれば、2016年の労働人口は6396万人と発表されています。
そのうち8割が、雇用者と言われている人の数だそうです。
多くの人たちが「会社」という枠の中で仕事をしているようですね。
そんななかから、飛び出そうとしているわけで、私は強くオススメするんです。
しかし、起業するよって言うと周りから、かなり厳しいよって言われることが多くなりますが、その考えが当たりであり、ハズレであることを私なりの考えてまとめておきますので、これから起業する方は参考にしてください。
もし、経営者を募集する求人広告があったとしたら、どんな内容だろう?
- 職種:経営者
- 給料:完全歩合給(会社の業績に従って支払われます)
- 休日:無し(休めそうな時に、貴方が判断して取っても構いません)
- 交通費:なし(その他必要なものは、全部貴方持ちです)
と、こんな感じでしょうか?
正直、こんなものに応募する人は「変態」でしょうね。
起業すると実情は、給料の不安とお客様への責任でプレッシャーが半端なくて休めない
私の場合、そこそこラッキーだったので、起業してすぐから仕事がありましたので、何ヶ月も売上がゼロ・・・なんてことはありませんでしたが、1ヶ月の収入が5000円って時もありました。
収入と支出が乱高下するので、その加減でこんなことにもなりかねません。
また、お客様と直接取り引きして自分が全責任を負う必要があるので、そのプレッシャーたるやハンパない。
その上、従業員まで雇用したとすると、従業員の給料は最低保障してやる責任も背負うことになります。
いつ休んでもいいというのは、いつ働いてもいいということになるので、結局ずっと働いてしまうし、無理して取った休日も頭の中は仕事のこと。
実際、私も休日は少なくなったと思います。
このように考えると、めっちゃ大変な職業だし、こんなものになろうとするのは「変態」しかいないですよね。
▼5000円で反省したときの記事
雇用者の枠組みで考えると、経営者は「ただ休みもなく働く大変な人」となるが、実はちょっと違う
たしかに面倒なことも多いのですが、従業員がいれば自分が面倒だと思うことは、その面倒だと思うことのスペシャリストに任せればいいし、フリーランスや私のような一人社長だと外注したり、そもそも面倒なことは引受なければいいのです。
というか、そもそも嫌な仕事で起業することないんですよ。
ようは、自分が苦にならない好きで楽しい仕事をしていれば、仕事を休んでやっているようなことで、収入を得ているのと、そう変わらないので苦にならないということなんです。
【まとめ】「安心」というものを、どっかへ捨ててくれば「楽しい」が待っている
難しい話をするつもりはありませんが、いまは大企業ですらどうなるかわからないし、一流企業に就職したからといって年功序列で出世していった時代ではないので、一生安泰ってわけじゃありません。
それなのに、なんとなく「安心」というものを得るために、私よりもずっとデキる人が会社員としてコツコツと安い単価で働いて、家庭を持って家を買ってローンを払って、お小遣い制でやりくりしています。
たぶん、その「安心」は幻想・・・
私よりも、ずっとデキる人っていうのは、きっと貴方です。
貴方のスキルに気づいていないだけ。
それを欲しがっている人は世の中にたくさんいますよ。
一見、仕組みがちゃんとしていて、できそうだとか言って起業すると前述の「変態」になりますが、好きなこと楽しいことで起業すれば、それは楽しいことをしているから、苦にならない。
これって、いたって普通ですよね。
先日あるセミナーに行ったときに、出席者のほとんどがサラリーマンの方だったようで、「経営者って実はすっごく厳しい世界だから覚悟しておいた方がいい」という口調で話していたことに、少し違和感があったので、私の考えをまとめてみました。
では、また。テリマカシ。
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